教養課程2年生 時間割

電磁気学? 駒宮 幸男
解析力学量子力学?  須藤 靖
2007年度 解析力学・量子力学1 講義ページ

物理数学? 常行 真司
物理実験学 早野龍五・岡本徹
物理学演習? 須藤・岡・佐々木
物理学演習I  駒宮・常行・梅木・清水

3年生の時間割

夏学期

理科教育  酒井英行
計算数学I
総合演習  佐藤勝彦
電磁気学II 酒井広文
量子力学II  村尾美緒
物理数学II  松尾泰
統計力学I  佐野雅己
物理学実験I
物理学演習III  村尾・松尾・赤木・川野・マーカム
物理学実験 2コマ
物理学演習III 酒井(広)・佐野・樽家・今村

冬学期

理科教育 酒井英行
計算数学II
流体力学 高瀬雄一
総合演習  佐藤勝彦
生物物理学 能瀬聡直・佐野雅己
物理数学III  小形正男
物理学ゼミナール
現代実験物理学II  蓑輪眞・小沢恭一郎
電磁気学III 内田慎一
統計力学II  宮下精二
物理学実験 3コマ
量子力学III  初田哲男
物理学演習IV 初田・樋上・菅原
物理学演習IV 宮下・内田・齋藤・向山

4年生 

夏学期

理科教育 酒井
固体物理学I 青木秀夫
計算数学I
プラズマ物理学 江尻晶
総合演習   佐藤
場の量子論? 柳田勉・濱口幸一
一般相対論  柳田勉
原子核物理学 大塚孝治・平野哲文
統計物理学特論 常次宏一
量子光学 島野亮
現代物理学入門
計算モデル論
特別実験・理論演習 3コマ

冬学期

理科教育   酒井
計算数学?
総合演習    佐藤
素粒子物理学 浅井祥仁
宇宙物理学  牧島一夫
場の量子論II 濱口幸一
物性物理学特論 長谷川修司・小森文夫
固体物理学II  福山寛
化学物理学   山本智
連続系アルゴリズム
特別実験? 理論演習? 3コマ

大学院集中講義

物理学特別講義AVIII
リニアコライダー加速器物理 横谷馨/高エネ研・教授  

物理学特別講義AIX
リニアコライダー超伝導技術  齋藤健治/高エネ研・准教授  

物理学特別講義AXII
中性子ハロー核のスペクトロスコピー 中村隆司/東工大・理・准教授 酒井(英)

物理学特別講義BIX
ゲージ場の量子論クォークの閉じ込め 近藤慶一/千葉大・理・教授 初田

物理学特別講義BX
暗黒エネルギーと観測的宇宙論 山本一博/広島大 ・理・准教授 須藤

物理学特別講義AX
物理実験のための電子回路技術 坂本宏/素粒子センター・教授  

物理学特別講義AXI
高エネルギー加速器とビーム力学の基礎 生出勝宣/高エネ研・教授 相原

物理学特別講義AXIII
原子核クラスター構造 板垣直之/物理学教室・特任准教授  

物理学特別講義BXI
カラーグラス凝縮の物理 板倉数記/高エネ研・助教 平野

物理学特別講義BXVI
光による物質相制御 腰原伸也/東工大・理工学 ・教授 常行

物理学特別講義BXVII
超弦理論と現代数学 江口徹/京大・基研・教授  

物理学特別講義BXVIII
強相関電子系の物理 川上則雄/京大・理・教授 青木

COE特講 603-1412
21世紀COE特別講義XII
ゾルとゲル 土井正男/工学系 ・物工・教授 佐野

21世紀COE特別講義XIII
非平衡系の運動論 早川尚男/京大・基研・教授 佐野


21世紀COE特別講義XIV
星間物質の科学 山本智/物理学教室・教授  


21世紀COE特別講義XVI
Physics of Random Systems Prof. Amnon Aharony and Prof. Ora Entin-Wohlman

/Ben-Gurion University, Israel  家


21世紀COE特別講義XVII
Collective behavior and phase transitions out-of-equilibrium Prof. Hugues Chate'/Service de Physique de l'Etat Condense CEA, Saclay, France 佐野
603-1418

21世紀COE特別講義XVIII
Current Problems in Nonlinear Physics Prof. Itamar Procaccia/Dean of the Faculty of Chemistry Weizmann Institute


物理学科のゼミ

相原博昭
(物理学教室)
素粒子的宇宙物理
素粒子物理と宇宙物理の境界領域についての入門ゼミ
*An Introduction to Modern Cosmology (Andrew Liddle, Wiley)

大塚孝治
(物理学教室)
量子多体論入門
原子核物理学を中心として、簡単な事柄を素材に、量子力学やその多体問題への応用について考える。量子力学原子核物理学の本や論文の輪講が含まれる。量子論と多体論の接点の面白さが実感でき、また、現在研究されているテーマに近いものを取り上げたい。

岡本徹
(物理学教室)
物性物理学の世界
物性物理学における歴史的な発見や最近のトピックスを、参加者と相談の上、いくつかピックアップして解説記事やオリジナル論文などを輪読する。新発見の感動や物理現象の面白さを味わってもらいたい。
*参加者と相談して決めます。

小沢恭一郎
(物理学教室)
素粒子の物性学
原子核素粒子の世界には様々な粒子が存在することが分かっている。それは、実験と発見を繰り返した歴史の成果でもある。本ゼミナールでは、発見を導いた基本的な実験について学び、原子核素粒子の基本的な性質を理解する。また、様々な現象を見せる素粒子の物性学の入門ともしたい。
*関連する教科書・論文より適宜配布する。

酒井広文
(物理学教室)
原子分子光学(AMO)物理の最前線


簡単な内容:原子分子光学物理(Atomic, Molecular, and Optical Physicsの頭文字を取って、AMO物理と呼ばれる)は、Physical Review Aが対象としていることが象徴するように、常に物理学の根幹をなし、ノーベル賞の授賞対象となりやすい研究分野としても広く知られている。近年は、レーザー技術の進展とともに、原子分子物理の新しい研究分野の開拓が急速に進展している。本ゼミナールでは、AMO物理に関するレヴュー論文や代表的な原著論文を輪読することにより、AMO物理の最前線を垣間見るとともに、基礎となっている物理的原理を理解することを目標とする。レーザー電場と原子分子との相互作用における多彩な物理に触れることができるであろう。

坪野公夫
(物理学教室)
相対論の実験的基礎
相対論に関する実験の論文や本を取り上げて輪読する。予定している内容は等価原理の検証や重力波の検出実験であり、これらについて比較的容易な文献を読んでいく。
*Was Einstein Right?(C.M.Will)その他

長谷川修司
(物理学教室)
半導体物理の基礎


当物理学科では、半導体の物理に関して、固体物理学や現代物理実験学Iの一部として講義されているが、時間の制約のため系統的に学ぶ機会がほとん ど無い。半導体の物理は、物性物理学の基礎中の基礎であると同時に、エレクトロニクス産業の根幹をなすもので、将来、学生諸君が色々な分野に進んだときに必ずといっていいほどお世話になる内容を含んでいる。本ゼミでは、毎年平易な言葉で半導体の本質を解説している良書やレビュー論文を選んで輪講 する。
*関連する教科書・レビューを選んで併用する。

早野龍五
(物理学教室)
ノーベル賞論文を読む


標準模型構築において重要な役割を果たした原著論文を中心に、輪講する。
*論文及び参考資料は配布する。

平野哲文
(物理学教室)
相対論的流体力学入門
原子核物理学や宇宙物理学などで使われている相対論的流体力学について学ぶ。このゼミナールは、熱・統計力学や特殊相対論の復習と同時に、最先端の研究分野に触れる良い機会である。まず初めに相対論的流体力学についてのレビュー論文を輪講する。次に、学生の興味に応じて、相対論的粘性流体力学についての原論文の輪講や、簡単な数値シミュレーションも考えている。

*"Fluid Dynamics in Relativistic Heavy Ion Collisions" byD.H.Rischke(nucl-th/9809044)を中心に、適宜、原著論文を選ぶ。

松尾泰
(物理学教室)
弦理論入門
重力も含めた統一理論として有望視されている弦理論についての入門的な解説を輪読する。
*B. Zwiebach著 "A First Course in String Theory",(Cambridge University Press)

牧島一夫
(物理学教室)
宇宙観測の最前線


近年の宇宙観測や宇宙実験で得られた重要なトピックを選び、その英語の論文を輪読することで、 宇宙物理学の最前線に触れるとともに、 その基礎となる物理学の概念を説明する。宇宙マイクロ波背景放射の揺らぎの精密測定、宇宙での高エネルギー現象、暗黒物質素粒子太陽系外惑星の発見などのテーマを予定している。 宇宙研究開発機構・宇宙科学研究本部(相模原)の見学も行う。

宮下精二
(物理学教室)
非平衡統計力学に関する輪講と計算機実験


輪講とそれに基づいた計算機実験
*教材は最初の授業で配布。

山本智
(物理学教室)
電磁波による宇宙観測の基礎

電磁波観測による宇宙物理学の基礎となる輻射過程(輻射輸送、黒体輻射、物質に よる吸収・散乱等)をRybicki and Lightman "Radiative Processes in Astrophysics" 学ぶ。その上で、実際の論文を1−2編読んで、宇宙物理の観測研究の最先端に 触れる。

*論文の選択については、相談して決める。

上坂友洋
原子核セ)
ハドロン多体系の物理学
強い相互作用により支配された量子多体系の物理について、標準的なテキストを用いて輪講形式で学ぶ。重要なトピックに関しては、主に実験の原著論文も用いて、実験による発見と物理の進展の絡み合いについて実感できるようにしたいと考えている。理化学研究所のRIビームファクトリーの見学も行う。
*Samuel S.M. Wong, "Nuclear Physics"の他、適宜原著論文を使用する。

久保野茂
原子核セ)
核物理から探る宇宙の進化研究入門


星や宇宙の進化と原子核素粒子過程は不可分の関係にあり、ミクロの物理が宇宙の進化を左右している。宇宙の諸現象では、未研究領域の核物理が必然的に関わり、進化のメカニズム解明の重要研究課題となっている。核物理から宇宙を調べる研究の基本を学ぶ。
*Cauldrons in the Cosmos. by C.E. Rolfs and W.S. Rodney, the University of Chicago Press.

小林富雄
素粒子セ)
高エネルギー素粒子物理


素粒子物理の最近に到るまでの流れを、実験的見地に比重を置き、また理論はできるだけ数式を使わず概念を中心に、学んでいく。テキストを用いて輪講形式で進めるが、逐次、関連する最新の話題についての論文などにも挑戦する。
*Donald H. Perkins, Introduction to High Energy Physics, 4th Edition, Cambridge University Press

金行健司
宇宙線研)
ニュートリノ物理入門
最近10年間にニュートリノに関する知識は飛躍的に発展して来た。現在、ほとんどの素粒子実験の結果を説明することに成功している標準理論の基礎から最新のニュートリノ実験の結果までを、基本的な教科書と重要な論文をつかって輪講する。
*教科書や論文は参加者と相談して決めたいと思います。

塩澤真人
宇宙線研)
宇宙素粒子物理学
近年の宇宙線観測や加速器実験、ニュートリノ実験から得られた重要な素粒子実験結果を選び、論文を輪講することで、素粒子物理学を俯瞰する。標準理論の根幹となる対称性やその破れの理論的背景と実験、また標準理論を越える大統一理論の予言、宇宙バリオン数生成、将来の実験計画について議論する予定である。神岡の地下実験施設(スーパーカミオカンデ)の見学も行う。
*論文や教科書は相談して決めます。

中村典雄
物性研
粒子加速器と放射光の基礎
英文を通して、粒子加速器の基礎を学ぶ。また、光速に加速された荷電粒子から放射される放射光についても理解する。放射光源としての粒子加速器とその最先端についても触れる予定である。下記のテキストを中心に使用する予定であるが、テキストや参考資料は配布する。
*Helmut Wiedemann, “Particle Accelerator Physics I”, 2nd edition, Springer.