閑話休題

「KindleとAWSは似ている」 Amazon CEOジェフ・ベゾス氏、自社のクラウドビジネスを語る。AWS re:Invent基調講演(Day2) - Publickey

Bezos氏 私はよく、この先の10年でどんな変化が起きるのか? と聞かれる。その一方で、変わらないことは何か? という質問を受けることはほとんどない。しかしこの2番目の問いこそ大事だ。
ビジネスの戦略は、この変わらないものの上に作られる。
例えばリテールの顧客は低価格、迅速な出荷を望んでいる。これは10年前から変わらないし、10年後も変わらない。顧客が「Amazonは価格が高いから好きなんだよね」なんて絶対に言わないさ。こうした長期的に正しいことにエネルギーを投入するべきだ。
AWSについて言えば、10年後のITを予想するなんてできない。けれど顧客は「AWSの不安定なところがいいね」とか「AWSはもっと値上げするべきだ」「APIをもう少し遅くした方がいい」などとは絶対に言わない。
こうした明確なことがあり、それを守っていくことが大事だ。けれど、これを会社の隅から隅まで実現していくことは実に難しい。でもそれがもし実現できれば、フライホイールを回し続けられれば、そのビジネスはいつでも素晴らしいものになっていくだろう。

熟練のIT事業家が、繰り出すアプリをみていると、どうもこの視点が大事だよなと。
そんな気がする。
数年で飽きられてしまうものではなくて。
ずっとつかいつづけられるもの。
変わらない生活状況に対して、コンスタントに提供できるものを探す。
「堅い」ってそういうことなんだなって。