[rakuten:packman-shop:10001129:detail]
最近、僕が買い物のことですこしこだわるようになった分野に靴が
あるかもしれない。
外に出歩く仕事をする以上、どうしても靴ははきつぶすことになる。
別に、いろいろなバリエをもっていて、頻繁に履き替えるといった気の
利いたことをするわけでもないので、数ヶ月もすると、どうしても
靴の底が減る。
こればかりはどうしようもない。一人暮らしの身の上なので、いい靴を
見繕ってくれる人がいるわけでもないので、必要に迫られて
靴屋に文字通り、足を運ぶということになる。
そういえばこの間も、海外に出かけるということになり、さすがに
空港に、ぼろぼろの靴で出て行くというのも何だからと思い、
多少、奮発して、いい靴を買ったような気がする。
アマゾンでオンラインの買い物をすることも多くなってきた。
あそこは、靴のオンライン販売もするようになっている。なんでも、
試しに、はくために、注文して、気に入らなかったらまた、送り返すという
こともできるのだそうで。そういえば、ブログの運営をしている人が
それを身を以て、試して、エントリーにしていたということを思い出した。
ああいったものを、一度、オンラインで注文してしまうと、きっと
面倒になって、そのまま使ってしまうというか、そのまま放置してしまうというか。気がついたら、返却期限がすぎて、しまいアマゾンはめでたく売買を
成立させるというか、そんなことになるのだろうとか思う。
どうして、自分の靴の話を、えんやこらと書いているのかというと、
たまたま、靴に関係する話をみかけることがあったから。

アメリカ・インディアンについて書いた小文を見かける。
その小さなエッセイのような内容には、アメリカ・インディアンという民族が
どういう人たちであるのかということが、平易に書かれていた。
バイソンという動物を、狩猟して、いきていく人たち。
農耕生活をして、定住をする人たち。
狩猟を生活の手段にするか、農耕生活のための定住を選ぶのかというところで、
両民族はその住まいの形式を異なるものにするというような話。
動物を追いかけて、生きている人たちは、生活も、動物に合わせたものに
なる。
本文においては、インディアンたちが、バイソンという動物にあわせる。
彼らが、移動したら、インディアンも移動する。
だから、安定したガッチリとした住居なんていうものには住むという
ことはしない。

低脂肪で安全なバイソン肉が人気 - ビジネススタイル - nikkei BPnet

さて、肝心の味は? 早速近所のレストランでバイソン・バーガーを注文してみた。脂身が少なく、さっぱりしているが、味は限りなく牛肉に近い。やわらかく、微妙に甘みがあり、鹿肉のような臭みはない。ヘルシーで安全、そして、おいしくてお手ごろ価格とくれば、気になる人は増えるはず。最近では、人々の会話にも、このバイソン料理が登場するようになり、身近な食べ物となっているのが肌で感じられる。現在までのところ、順調に、そして着実にバイソン産業は伸びている。

反対に、動物を追いかけることをやめて、地面を耕しているインディアンは
アパートのようなところにすむなどなど。
住居の話からはじまって、インディアンの服装の話、なんというか、ファッションといったらいいのか、そんな話にまで及んでいく。
そうそう、服装や衣装の話というところになって、アメリカ大陸の一番北に
住んでいるエスキモーの話になる。

彼らにお洒落などという感覚があったのかどうか。(今もいる人たちにこういう問いかけは失礼かもしれない。)
あるにはあったらしい。その証拠に、「普段の生活」と「戦争の時」「お祭り・儀式の時」とでは、着用する衣装のモードに切り替えがあったそうな。
その時の、アクセサリーの話なども登場したわけですが、まあそれはおいておいて、この小さな物語では、むしろインディアンの「普段の生活」の必要性から
生まれた服装や、装身具についての記述が多かったように思う。

そして、そういったインディアンたちの普段着になっていったグッズが紹介されていて、そこに登場したのが、アノラックという上着と、モカシンという靴だったというわけ。

wikipedia:アノラック

アノラック(Anorak)とはウィンドブレーカーの一種。山岳登山などでよく利用される防寒性に優れたフードつきの上着。元はアラスカ先住民のイヌイットが着るアザラシ皮の上着だった。

このアノラックという上着に関しては、知っていることはほとんどない。
というか、着用した経験がない。どうも誰かが着用しているのはみたことが
あるような気がするのだけど。
だから、この上着について記述されているところの記憶は曖昧に
なってしまいました。
でも、なぜか、モカシンという毛皮の靴という記述は目にとまり、記憶に
焼き付いていた。

暖かい。 風通しがよい。軽い。
冬にいい。

そんな売り文句のような言葉並んでいて、結びに、厳しい冬を過ごす
インディアンの心強い味方になったのだとか、そんなことが
書いてあったような気がする。
なぜか、このエッセイが耳に残るというか、頭から離れなかったので、
いろいろと、その文章にのっていたキーワードでグーグル先生に
お伺いをたてていた。
こうやって、あちらこちらに放浪していると、いろいろな情報素材を
貼付けたくなる。ウーム、著作権という権利の意味についてどこかで
講義を聞いていたようなが気がする。あれはいつのことだったろうか。
こうやって、自分で、ブログを書きためてみると、「引用」という行為の
性質はなんなのだろうとか、そんなことも、考えることはある。
お、バイソンという牛みたいな動物の写真も山のようにある。
アノラックや、モカシンというキーワードで検索をかけたら、
洋服屋さんのページや、靴屋さんのページがそれこそ星の数のようにズラリと
並ぶことになる。いやはや、びっくり。
そして、「モカシン」というキーワードで、どんな靴なんだろうと、
楽しみだったのですが、ああ、これよく見かける靴だなと、改めて、
思い返し、ふと我にカエルみたいな。そんな感じであります。
売り文句が利いていたので、ひょっとして、これは売りものにでもなるのかと
思ったら、もうなっていたのでした。インディアングッズ。

アメリカ・インディアンについては、別に完全にバーチャルというわけではなく、実は、居留地だっけ。とにもかくにも、「あの人たち」が、昔のようなスタイルで
細々と生きているという場所にも足を運ぶ機会がありました。
「インディアンうそつかない」なんて台詞で登場するような、あの衣装の
人たちは、ほとんどみかけませんでしたけど、長髪を男性が、後ろでまとめていて、ジーパンをはいて、ちょっとお酒飲んで、酔っぱらっているような状態で、
ふらふらしているのを見かけたような気がする。
そうそう、アメリカの西部のほうでそういう人たちを見かけたんだ。
そうだそうだ。
インディアンについていろいろと知る前に、自分が現実に見かけた人たちが
ジーパンをはいた酔っぱらいの人だったので、実は、先住民にあまり
いいイメージはなかったりする。
あ、思い出した。北海道に連れて行ってもらった時、アイヌ民族の人たちが
生活している「白老」(しらおい)という地名の場所にもつれていってもらったことがある。そういえば、不思議と、インディアンの服装と、アイヌ民族の服装って似通ったところがあるよなとか、そんなことを、今思いついた。
今にして思うと、あそこもあまりぱっとしなかったな。
後で知ることになるけど、どうやら北海道というところは、高校とかの
修学旅行先でわりとメジャーなようで、よく旅行の時の写真とかを見せてもらった。
もちろん、彼らの念頭に、いきなり「アイヌ民族」というようなことはないわけでありまして、「おいしい海産物」「おいしいソフトクリーム」「スキー」といった
ことになります。
こっそり、「規定の外」の「予算」を準備していて、わりかし高級なお店に忍び込んだなんて、話も、ちらほら聞きます。(刺身とお寿司の定食はたいそうおいしかったそうです。)

どうして、インディアンと聞いて、こんなにあれやこれやと思う浮かぶことが
あるのかと思ったら、別にこれが「お初」ということではなかったからだろうな。
オーストラリアのアボリジニさんなんて人たちも、英語の教科書かなにかで
登場していたし。
(出所は忘れたけど、アボリジニかなにかの末裔の人が、学校の先生が
自分の出身の民族が、「全滅した」と授業でいっているのを聞いて、ショックを
受けたという話が、妙に記憶に残っている。そんな奇妙な体験をする人も
いるのだね。)
さらに、最近(?)なくなったマイケル・ジャクソンという「歌手」の人も
音楽ビデオにもアメリカ・インディアンが登場するのを思い出しました。
Black or White という曲だったと思う。
いろいろな諸事情でここで動画を紹介するということはできないようです。
とっても踊りがかっこうよかったマイケルですけど、そのマイケルが
世界中のいわゆる「先住民」といわれている人たちが、めかしこんでいる
状態で、みんなでダンスみたいなところで、始まるのですよね。
ビデオクリップの最後に、コンピュータグラフィックの力で、
白人、アジア人、黒人、とありとあらゆる人種が入り乱れて、
どんどん入れ替わっていくシーンは、あまりマイケル・ジャクソンの音楽に
入れこんだことがなくても、記憶されている人が多いのではないでしょうか。
というわけで、現実には、ひっそりと生きている先住民の人たちも、
一部の世界では、いろいろなインスピレーションの源泉になっているという
ことなのですね。
僕は、これで「よく勉強しましたね。」
という判子を押してもらえるのだろうか。いやまだまだ甘いよな。
そういえばこんな映画がありました。
はるか昔にみたものですけど。うん、これは一押しなんじゃないかな。

ダンス・ウィズ・ウルブス [DVD]

ダンス・ウィズ・ウルブス [DVD]


北米インディアンものは、きっと1つのジャンルを形成しているのだと
思います。僕がみた唯一の作品になるのかな。
政治的・歴史的に難しい話はさておくとして、大草原を馬に乗って
駆け抜ける主演男優が、決まっておりました。
いま、みてみると、またいろいろな鑑賞の仕方があるのかなとか。
そんなことを、思いついてみたり。

そういえば、このブログのどこかで、レビューをしたAvatar
下敷きには、パンドラという星に住んでいる「先住民」と外からやってくる
「近代人」という図式がありました。

彼らには、「否定することができない現実」から、しばしの間
目を背けさせるような、何かが、いつだって、投影されているのかも
しれません。
現実の彼らの生き様がどうなっているのかとは、無関係に。
彼らは、あらゆるメディアに足跡を残している。