Googleの公開APIを、Android向けのアプリ開発の時にも
コードの中に組み込むことを推奨するためのプレゼンテーション。

Integration with Google APIs (such as Buzz, Latitude and Translate) can enrich many Android applications. In this session, we will demonstrate how to do so easily, efficiently and securely using the Google API Client for Java. We’ll walk you through how to authenticate for the APIs using AccountManager, how to reduce the client library size and several other Android-specific optimizations.

以前にも何度書いているけど、ゲーム開発の際の開発者の
負担を軽減するソフトウェアである「ゲーム・エンジン」というものを知ったとき、Googleが何をやろうとしているのか
なんとなくわかるような気がした。
インターネットにつないでいるデスクトップPCや、携帯電話、
テレビの画面をキャンパスと見立てると、
そのキャンパスに色々なアートワークを描いていくのは
「画家」であるプログラマの仕事。
今までのIT企業は、キャンパス、絵画を描くための道具、
キャンパスと道具を駆使して創作活動をするプログラマーを
すべて費用丸抱えをして、営業をしていた。
公開APIというのは、アートワークを彩りのあるものに
するための「道具」パレットだったり、絵の具だったり
するものに相当するのかな。
僕もGoogleMAPのAPIというものを使ってみたことがある。
APIKeyというものを取得する。
そのAPIKeyというものを記述して、
幅や、高さ、緯度、経度といった情報をGoogleが指定した
ように打ち込んだファイルをサーバに挙げる。
そのファイルをブラウザで読む込むと、
GoogleMapで、描きたい場所の地図が表示される。
指定した位置に、マーカーを置くこともできるように
なっていて、ちょっと感動してしまった記憶がある。
もう何年も前のことだけど。
たとえば、2Dアクションゲームを開発するとき、
キャラクターをユーザが動かすとき、
どのボタンをどの方向への移動を対応させるか?
または、どのボタンを押すと、どんな攻撃パターンを
出すことができるのか?
こういったものをソースコードに記述していくとき、
「ひな形」というものが存在する。
その「ひな形」の空欄のところに、
「右」「左」という意味になる、「方向ベクトル」
の数値を代入してやると、お望みのプログラミングが
できるようになる。
キャラクターの位置と、「弾丸」の位置の距離を計算
するプログラミングをしたいというときには、
関数名を記述して、2点の平面座標を入力したら、
出力として「距離」を計算する関数をあらかじめ作っておけば、後に続くプログラマは、2点の位置座標を入力する関数名とその使い方だけ了承していれば、開発作業が進む。
こういった「ゲームエンジン」の考え方と、
公開APIによっての発想は同じだなと思う。
OSについて専門的に勉強したら、もっとクリアになるのだろうけど。
つまりサンデープログラマである僕は、「地図情報」
という日々の生活の密着している情報をウェブサイトの
構築に組み込んでいくことが、特にコストをかけることもなく可能になる。
公開APIによって、今まで零細事業でやっているプログラマなら
できなかったようなプログラミングが、
低コストで、全世界でできるようになる。

SEC出身のプログラマーのブログから。
Radium Software

先日、仕事場から帰る電車の中で、ふと、こんなことを思った――そう言えば以前の僕は、これからゲームを作り始めよう、ってときに、まずメモリマネージャーから実装を始めるような世界にいたなあ、と。
「ゲーム」を作る仕事のはずが、まず「メモリマネージャー」って……でも残念ながら、それには様々な背景が絡んでいて、いちおう理に適った行為であったし、今でもそうしている人たちは存在する。
敢えてそういった大人の理屈を追いやって率直な意見を言うならば、これはあまりにも壮大で、大げさな話だ。「ゲーム」を作るのに、まず「メモリマネージャー」からって……恋人にチョコをプレゼントするのに、まずカカオの苗を植えましょう、ってぐらいの、壮大な話。
チョコを作り上げるまでに、その恋を冷まさずにいることは可能なのかしら。

There are a large number of Android tablet devices starting to ship. This session discusses the new APIs and tools available to developers for use in constructing apps that work well on them, and provides guidance on creating good user experience for users of these devices.

目新しいことは特にないセッション。どうやら去年も同じようなトピックで
実施したことがあるみたい。

追記
携帯電話でつながるインターネットについて
404 Blog Not Found:書評 - モバゲータウンがすごい理由

私自身は、ケータイWebの技術に関しては一通り知っている。それがどれほど「ふつうのWeb」と違うかも頭だけではなく手で知っている。しかし、純粋にユーザーとして見ると、おじさんもいいところで、ケータイをどれほど使いこないしているかという点では、妻どころか長女や母にも劣ると思う。メールもほとんど受信だし、送信するときには「仕方なく」そうしているし、メール以外では地図や時刻表など、これまた手元にMacBook Proがないときだけ「仕方なく」使っている。あくまでケータイWebは、「ほんとうのWeb」を補完するツールという使い方だ。
しかし、モバゲータウンに集う若者たちは、違う。ケータイこそ「ほんとうのWeb」で、パソコンこそそれを補完するツールだ。彼らに取って、パソコンはおもくてかさばってうざいものなのだ。

暗黒大陸」というからには、すでに大陸が存在していて、
そこには、「住民」もいるということが前提に
なっている。
でも、アメリカ合衆国の場合は、
海のところに、「埋め立て地」ができあがろうとしていて、
そこに、シムシティのように、区画整理された土地に
ボコボコいろいろな建造物がたって、住民が集っていく
みたいな感じだろうか。
それは、フロンティアといってもいいのかなとも思う。
日本列島の「暗黒大陸」はどうなっているのだろう。
すでに、陣取り合戦は終わっているのだろうか。

追記その2 日経BPから
ハイテク・エリートと学歴の関連についてあなたの音楽が世界に広がる:日経ビジネスオンライン

中国の北京で生まれ育ち、10歳で家族とアメリカに移住しました。北京にいた少年時代に、親からアコーディオンをもらいました。10代になるとエレキギターを弾き始め、そして創作活動に没頭するようになったんです。
大学ではもう1つ、私が情熱を傾けていたコンピュータサイエンスを専攻していましたが、音楽のクラスも数多く履修しました。でも、それまで、自分の2つ興味が将来どう組み合わさるのか、まったく分からなかった。
ところが、「コンピュータエレクトロニック音楽」というクラスに入ってすべてが変わりました。「こんな形で、コンピュータと音楽が組み合わさるのか!」と衝撃を受けたんです。
それで、コンピュータと音楽を組み合わせた科目が多いプリンストン大学院へ進み、さらに研究を続けるために、スタンフォードで准教授となったわけです。スタンフォードでは音楽プログラミング言語「Chuck」を研究開発しました。現在、このプログラミング言語は、Smule製品のサウンドエンジンとして使われています。