Pen (ペン) 2010年 12/15号

Pen (ペン) 2010年 12/15号


波紋広がるディズニーのピクサー買収 激動時代に突入したCGアニメーション業界 : 小池良次 米国発、ITトレンド | wisdom

ディズニー完全読本という特集Penという雑誌で
組まれていた。
ふと、Pixarという会社のところが目に留まった。
wikipedia:Edwin_Catmull

Edwin Earl Catmull was born in Parkersburg, West Virginia. Early in life, Catmull found inspiration in Disney movies such as Peter Pan and Pinocchio and dreamed of becoming a feature film animator. He even made primitive animation using so-called flip-books. However, he assessed his chances realistically and decided that his talents lay elsewhere. Instead of pursuing a career in the movie industry, he used his talent in math and studied physics and computer science at the University of Utah. After graduating, he worked as a computer programmer at The Boeing Company in Seattle for a short period of time, before returning to Utah to go to graduate school in fall of 1970.

wikipedia:Pixar

Initially, Pixar was a high-end computer hardware company whose core product was the Pixar Image Computer, a system primarily sold to government agencies and the medical community. One of the buyers of Pixar Image Computers was Disney Studios, which was using the device as part of their secretive CAPS project, using the machine and custom software to migrate the laborious ink and paint part of the 2-D animation process to a more automated and thus efficient method. The Image Computer never sold well.[9] In a bid to drive sales of the system, Pixar employee John Lasseter―who had long been creating short demonstration animations, such as Luxo Jr., to show off the device's capabilities―premiered his creations at SIGGRAPH, the computer graphics industry's largest convention, to great fanfare.[9]

映画をつくっている会社が、病院や政府機関にCG関連の商売を
していたというのが、新鮮だった。
当たりまえといえばそうなのだろうけど。
そうか、appleの社長は、こういう「法人向け」のものに
目をつけて、
「映画作らせたら売れる」
というところにまで、もっていったのかと。
これが「パッケージ」というのかと。
そうやって、「ハイテク」を「売り物」にかえる。
このプロセスは、「方程式」に乗らないのかなと思う。
先日、NHKのニュースで「山ガール」という言葉を
知る。
いままで「男の聖域」だった山登りの世界。
つまり「山岳部の世界」。
この「文化」を、それまでこういったものと無縁だった
「女性」に売り込んだと。
山を登ることで得られる楽しさ。
そのときのファッション。
ありふれたものを、「珍しい」と思ってくれる人。
「これには価値がある」と思ってくれる人。
そういう人たちを探す。
「付き合う人」を変えることで、ある商品やサービス
が、また大きく売れるようになる。
ユニクロのヒートテックにも似たような話があると。
そう。あれはもともと、山登りのような寒い場所で過ごす人
たちが、「当たり前」のようにつかっていた「防寒」のツールだったものを、「山ガール」に売り込むことで、ヒットに
なると。
ディズニーのアニメーションにせよ。
Pixarのアニメーションにせよ。
最初は、とにかく売れなかったと。
黒字に乗らなかったのだと。
iphoneで遊べるゲームの造り方に足を突っ込み。
とにかくお金がはいってくる見込みがないのに、
書籍のお金だけがぼんぼん消えていく恐怖は
バーチャルではありますが、経験しております。
エンタメの世界では、こういうときにも撤退しない
「狂気」のようなものが求められているようだ。
バンビだったか、101匹のワンちゃんだったか。
とにかく、ウォルトという人は、3時間にわたって、
スタッフに語ったというけど。
想像すると、「いかれている」風景なのだろうなと思う。
でもそういう人でないと、未知の分野の開拓なんて
できないのだと。前例がないのだから。
Walt Disney Family Museum - 現地直送! 北米ゲーム事情リポート
Pen51ページ 「わんわん物語

トランプとレディが一本のスパゲティを食べながら、偶然キス
してしまうシーンは当初ウォルトが反対。そこでアニメーターのフランク・トーマスが簡単なアニメを作って説得し、ロマンチックな名場面が誕生した。

当時の「性」への意識みたいなのがチラホラとみることが
できて興味深い。
Pen33ページ

シカゴのマッキンレー高校の新聞(Voice)にウォルトが寄稿した漫画。才能を高く買った編集長は彼が授業を休んで漫画が描けるように計らった。

いきなり、新聞社の人から、生徒さんの授業を漫画を理由に
休ませろといわれたら、どう判断するのが適切なのだろうかと
考える。
まあ、色々な才能をもっているわけですから。
お子さんは。
個人的には学業もきちんとやったうえで、漫画にいそしんでほしいと自分なら言ったのではないかと。
エンタメの世界に共通する「影」みたいなものなのだろうか。
スポーツの世界でも、高校野球で活躍することが求められている
子供は、授業が形無しになる。
でもプロ野球の選手になれる人はその一握りなわけですから。
そうすると、やはり学業は大事だよねという話になり。
なんというか。
どんな職業にせよ。すこしまとまった年月やってみると、その
職業からの「ものの見方」みたいなものができるなと、この特集記事を読んでいて思った。
どんな子供が、ディズニーに夢中になったのだろうとか。
どんな学歴をもっている人がディズニー関連で働いているのだろうかとか。
そういえば、この人もディズニーの仕事にかかわることを
「講義」で「披露」されておりました。
Randy Pausch Last Lecture: Achieving Your Childhood Dreams - YouTube
水増しが多いけど。
あと原稿用紙2枚分で10枚になる。
気のせいか。コンピュータサイエンスの世界で名前を残す
人を追いかけていると。
ユタ大学というところがよく登場する。
The University of Utah
wikipedia:University_of_Utah

In 2009, the university's College of Engineering graduate program was ranked 62nd in the nation by U.S. News.[61] The university's School of Computing, part of the College of Engineering, was ranked 39th in the nation.[62] The University of Utah was one of the original four nodes of ARPANET, the world's first packet-switching computer network and embryo of the current worldwide Internet.[63]

なんか、全米という規模でみると、あまりメジャーでは
ない感じですけど。
でも逆に、しっかりと大学で勉強すると、その大学のブランドが
いまひとつでも、ちゃんと業績を残せるのだなということに
なるのかなと思ったり。
こうやって海外の大学や教育事情というものをすこしずつ聞いて
いくにつれて「じゃあ、留学って?」というような流れが
できるのだろうなと思う。
おいおい、結婚とかはどうするのだということになりますが。
いつの話になるのかな。そういうのって。

さあ、あと200文字ちょいです。
wikipedia:Disney's Nine Old Men
フランクリン・ルーズベルト大統領がニューディール政策
行っているときに、その立法行為に対して、バンバンと違憲判決を
出しまくった裁判官たちのことが、もともとの言葉
だったらしいと。
wikipedia:Franklin_D._Roosevelt
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判事との戦いのことです。ニューディール政策については皆さんよく知っているかと思います。米国の判事たちは、当初これに対して違憲の疑いが強いとして反対し、ルーズベルトは政策を実行できませんでした。その後判事の幾人かは死に、または定年を迎えました。ルーズベルトは後任に自分の息のかかったものを就任させ過半数を掌握、政策を実施することに成功しています。当然暗殺された判事がいるのではという憶測を呼んでいます。

やった。これで原稿用紙10枚だ。
今回は、切り貼りばっかりですませてしまいました。
もっと、自分で考えるということをしないといけないなと思いつつ。
「書く」ということは、これからも大切にしていきたい。
長い目でみてみましょう。
何事も。