森林と山を所有している地主についてお話を伺う。
ゴルフ場を経営するというビジネスについての話になった。
ゴルフ場は、とても大きな土地がないと、作ることができない。
それでは、そのゴルフ場の土地をどうやって、調達するのかという話だ。
土地にもいろいろある。
お米や、畑の作物がたくさんとれるような土地がある。
そういった農作物を生産するのには、むかないやせた土地もある。
そのままの土地でも、生産物を生み出し、それを出荷して現金にするルートが
あるのであれば、その土地には、それなりの価格がつけられる。
ということは、そんな土地を広大に買って、ゴルフ場を作ろうなんて
思ったら、とんでもない買収費用がかかる。
そんなことは、ゴルフ場を造営して、商売をしようとする人はしない。
だから、生産性のないやせた土地を所有している地主を見つけて、
土地を安く買い叩こうとする。
広大な土地を所有している人は、それだけで、「資産家」というイメージが
あるわけだけど。
それは、所有している「土地」が、なんらかの「黒字」を生んでいたらの
話であって、その「土地」にかかる費用が、「収益」を上回っているのなら、
その土地の所有者は、お金持ちでもなんでもないということになる。
所有している土地の森林を伐採して、出荷して、現金にすることができても、
森林を維持したり、森林を商品にするための人件費などがかかりすぎたら、
その土地を所有しているデメリットのほうが、圧倒的に大きくなる。
だから、こういった「赤字垂れ流し」になってしまう森林や、山といったものは、
安い価格で、売り飛ばされるということ。

木をみんな切り取って、販売したら、高く買うよ。

とか。

こういう木は、高く売れるから、価格上乗せするよ。

とか。

その山が生み出す収益、その山にかかるコストを、みんな算定して、
だいたい、いくらということが決まる。

500万円とか。

1000万円とか。

そんな値段で売買されるものなのだそうだ。
まあ、教育者の立場でいうと。
大都会の誘惑から、隔絶したようなところで、学習の場があったほうがいいのかなとか。
思ったりもするので。
山の中の学びやのコストは、そんなにかからないのかと。
でもそうすると、維持費がかかる。

昨日、大河ドラマ最終回終了。

主人公の直江兼次は、禅林文庫という「学校」を設立して、「隠居」する。

テレビのニュースを見ていたら、
秋田県の公立の小学校。
京都の公立の小学校が、取材されていた。
予算がない。
予算がないから、子供に理科の実験を体験させることができない。
フナの解剖。
地球と月の軌道を勉強する教材が高い。
そんなことが放映されている。
秋田県の学校の先生が、自腹で、ボールや、筒などを買って、
教材を自作していた。

NHKスペシャル

建国60周年を迎えた中国。いまや世界は中国なしには成り立たなくなっている。

本シリーズでは、文化大国を目指して動き始めた国家戦略、新たなネットワークを築きながら海外進出を果たす中国企業、世界中から集まり再投資されるチャイナマネーにスポットをあて、世界で存在感を増す中国パワーを徹底解剖する。(全3回)。
 
第1回は、文化大国を目指して動き始めた各界の激変ぶりを描く。世界的な「映画大国」に向け始動して2年。「レッドクリフ」などの作品がアジア市場で次々と興行収入一位となり、ハリウッドで活躍していたジョン・ウー、ピーター・チャンなどの監督達が大挙して中国に活動拠点を移した。香港映画の顔役達も北京に事務所を構え、台湾、韓国、日本などのスターが集結する。東南アジアや南太平洋では、映画に加えてテレビドラマや中国語など、中国ブームが到来し、その存在感は急浮上している。さらに建国60年を迎えた今年は、“孔子”や“清朝末期の歴史絵巻”が登場。世界中から投資資金が殺到した。世界に誇れる文化の存在は、国民の団結心を保つためにも大きな期待と役割を担っている。尊敬される国を目指す中国の文化戦略を追う。