ああ、秋がどんどん深まる季節になったのね。
稲穂も、よう実っています。

フラストレーション・トレランスというトピックを授業で扱う。

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フラストレーション・トレランスとは、フラストレーションの状態のときに不適応行動をとらずに乗り越える力のことです。
フラストレーション・トレランスは、欲求不満耐性と訳されます。

フラストレーション・トレランス - 大学講師からのMessage - 楽天ブログ(Blog)
まさに、このブログで紹介されている本から出典されておりました。

こういうの、孫引きって、いうんだよね。

本書は筆者の手帳にある言葉を紹介しながら,人生の楽しみ上手になるコツをまとめています。

「人生に失敗がないと,人生を失敗する」

最近の若い人には,思うようにいかないことに耐える力,専門的にいえばフラストレーション・トレランスの急激な低下が見られる。
原因は,家庭で我慢することを教えなくなったからだと,私はにらんでいる。
われわれの時代,子どもとは,ひたすら我慢を強いられる存在だった。
何かが欲しいといえば,正月になったらとか,成績がよかったらなどといわれ,その日まで欲望を抑えて待つことを教えられた。
二番目,三番目に生まれた子など,上の子の使い古しの「お古」を使わされた。
一度でいいから新品を使いたかったと,大人になっても述懐する人がいるほどだ。

昔は貧乏でモノが不足していたからだろうか。
私はそうではないと思う。
昔の親は,辛抱させる,我慢させることがいかに大きな意味を持っているかを,体験上,熟知していたからだと思う。
最近の子は,おもちゃ屋が引っ越してきたのかと思うほどの玩具に囲まれ,多くの場合,2人の両親と4人の祖父母からかわいがられ放題にかわいがられる。
欲しいものは何でも手に入り,足らざることを知らぬまま育った子どもに,フラストレーション・トレランスが発達するわけがない。
ちょっと気に染まないことがあれば簡単にキレたりしてしまうのだ。

だが,子どものようにヌクヌクした環境で,一生を過ごせる人は,そうはいない。
私がそうだ。
東京でも指折りの大きな病院の跡取り息子として生まれ,世間的にいえば,何不自由ない身の上であるはずだった。
だが,震災や戦争に見舞われ,人生は山あり,谷ありの波乱万丈だった。
お金の苦労もイヤというほどしてきた。
だが,だからこそ,いま私は「自分の人生はおもしろかった」といえるのだと思う。
何一つ波風がなかったら,人生は実に味気ないものになってしまうだろう。
もし,あなたがいまトラブルの渦中にあり,悩んでいるのだとしたら,トラブルは人生を発展させるためのチャンスだと考えるとよい。

人と教育: #50 フラストレーション耐性(たいせい)

人は欲望阻止(フラストレーション)で生じた情緒的緊張が強くなりますと、その緊張に耐えられなくなりしまいには、フラストレーションを引き起こしている事態に適応出来なくなります。しかし、その程度には個人差があります。フラストレーション耐性(トレランス)と申しますのは、ローレンツワイクの云った言葉なのですが、フラストレーションによって生じた情緒的緊張に、攻撃的・逃避的・代償的行動をとらず、あるいは退行に陥らずフラストレーション状態に耐える能力を指す言葉なのです。申さば緊張を軽減し、または欲望を満足しようと強い努力をとることなしに、緊張を保ちながらある時間フラストレーションに耐える能力と云うことです。つまり、日本語の忍耐力・耐性と云うことで、我々が社会生活を営む上で大事な能力と申せましょう。

司法試験で、うまいこといっていなかったときの、心理状態は、こんな感じでしたね。
そういえば。
いまは、なんとなく、どうしようもない状態に、ずっといる心理になれたような気がする。