ベンチャーにJ-SOXは不要。社長の暴走を止めるルール作りを:日経ビジネスオンライン

新興市場に上場した企業の規模(上場時)を見てみると、従業員数は2007年で110人、2008年で114人(中央値)。特に成長著しいWeb2.0企業17社の場合55人であり、会社設立から上場までの年数はわずか5年である(いずれも中央値)。

ベンチャー企業にとって必要なルールは、外部との取引処理として下記が挙げられる。

(1) 契約書の用意契約書のチェック機能、契約のプロセス管理、保管管理
(2) 価格(標準価格と都度取引価格)の決定・承認プロセス、見積もりとその根拠の文書化
(3) 売上のプロセス管理、必要な伝票・エビデンス、チェック機能、保管管理
(4) どのレベルで何をどこまで売上計上できるか、売上計上基準を標準化する
(5) 顧客の確認チェックと管理(架空でないために)
(6) 発注のプロセス管理、必要な伝票・エビデンス、チェック機能、保管管理
(7) 支払い先の確認チェックと管理(架空でないために)
 そして、内部管理処理としては下記がある。

(1) 社長および取締役の給与決定プロセス
(2) (四半期または半期)決算処理の管理・監査方式
(3) 取締役会の内容およびその議事録管理
(4) 計画、経過プロセス、結果レビューの方式
(5) 営業見込み値(営業フォーキャスト)とその品質管理方式
(6) キャッシュフロー管理表(計画と実績)

IT系の企業の取引形態は、大体、類型化されていると思う。
ここで、あげられた、社内で整っているドキュメントの雛形をつくってしまえばいいと思う。
その出来上がった雛形を、各部門に、配布して、
会社が、外部と内部でどんな行動をしたかを、記録する文書が、きちんと管理されればいい。
Google Enterprizeや、Google Search Applianceの出番がどこにあるのかが、よくわかる、エントリーでした。
会社の中の情報が、システマテッィクに検索できるようにすることは、確実に
価値を生む。