対数eの不思議―無理数eの発見からプログラミングまで (ブルーバックス)

対数eの不思議―無理数eの発見からプログラミングまで (ブルーバックス)

本書にのっている、プログラムを走らせたいのですが。
どうすれば、いいのでしょうか。
まずは、本書の内容ですけど。

指数 対数 指数関数 対数関数を理解する。

対数関数の微分というプロセスから、自然対数eを
理解しましょうというもの。

最後は、お定まりですが、虚数iと、円周率パイにも登場してもらって、
オイラーの贈り物ということになっています。

e^{i\pi} = -1



対数、虚数、円周率といった、超越数を、
「どうやって、正確に補足していくか?」
「対数というツールを使って、どうやって桁数の多い計算を、効率よくやるのか?」
「数というものの概念は、どこまで拡張できるのか?」

こういった問題意識をどんどん突き詰めていく中で、
高校数学の義務教育の範囲になっている単元を一通り学習していく
仕掛けになっている。
その中で、
オイラー、ニュートン、ネピア、パスカル、デデキントカントール
などなどの、大物数学者のプロフィールも出てくる。

何らかの目的意識を設定して、
そのための手段として、数学を学んでいくというスタイルには、
教えられるところが、多い。

統計・確率のイントロにもなっています。

平均、度数分布、標準偏差、期待値、確率変数、などなど。

かなり、濃い内容かも。